2012年5月15日
オフィス利用のベネフィット
先週の火曜日(5/8)から連載をスタートさせた「スペース有効利用」のコラムの第2回目です。
毎週月曜日には「後悔しないオフィス探し」と題した、
私の現在の本業に直結したコラムを連載していますが、
このコラムでは今のところ私の気の向くままに書いていきたいと思っています。
ちなみに、ここで言う「スペースの有効利用」とは、
スペースを使って事業や商売をされる方にとっての「利用」という意味で、
物件の借主さん向けの内容になっています。
物件のオーナーさんにとっての「有効活用」ではありません。
現在、空き事務所の有効活用でレンタルオフィスのプロデュースもしていますので、
いつか物件オーナーさん向けの「スペース有効活用」のコラムも書いてみたいですね。
さて本題に戻って、
今日は「オフィス利用のベネフィット」について話します。
会社ではオフィス仲介をメインに不動産サービスをご提供しているのすが、
先程お話ししたようにレンタルオフィスの企画運営にも携わっています。
ちなみにこちらが弊社プロデュースのレンタルオフィスです。弊社も当施設内にオフィスを構えています。
さて、そのような経緯からか、
私は色んな方から賃貸オフィスやレンタルオフィスについて質問されます。
特に新しく事業を始めたばかりの起業家さんや、
これから開業される士業の先生方からのご質問が多いですね。
「独立したオフィスを借りるべきか?
それともレンタルオフィスやバーチャルオフィスなどの共同オフィスに入居するべきか?」
また、
「レンタルオフィスにするとしたら、たくさんあるのでどこにしたらいいのか?
どのような基準で決めたらいいのか?」
などについてよく相談されます。
きっと、普通のオフィスの仲介とレンタルオフィスなどのシェア施設の両方をやっている業者があまりいないからなんでしょうかね。
その時、いつもお話ししていることをご紹介させて頂きます。
世の中には色んなオフィス物件がありますよね。
六本木ヒルズに代表されるような今をときめく大規模インテリジェントオフィスから、
オフィス街の中古の中小事務所ビル、
そして先にも話題になったレンタルオフィスなど、
本当に色々なオフィスの形がありますよね。
だけど、それらのオフィス物件については、
大体は、立地や規模、種類、賃料、面積、そして設備などに細かく分類されてから我々に情報が提供されます。
インターネットしかり、不動産屋からの情報提供しかりです。
しかし、私はご相談を受ける時、
必ずもう一つの切り口から物件情報を整理してみることをお勧めしています。
それは「ベネフィット」という切り口です。
「ベネフィット」とは、「利益」「便益」という意味です。
オフィスで言えば、その物件を利用することによって借主さんが受けることができる「便益」ということです。
すなわちあるオフィスを利用すると、
借主さんからすると「どんな良い事があるのか」という視点です。
賃料や、駅からの立地、そして面積や設備などは確かに大切な情報です。
でもそれだけの情報を元に物件を見比べても何かピンとこないんですよね。
正直、数字とのにらめっこになっちゃうんですよね。
しかも同じ数字を持つ物件が多い時なんかは迷うだけだったりして(笑)。
ということで、この「ベネフィット」という視点で物件を見てみると、
意外とすんなり物件情報が心なの中に入ってくるんですよ。
では早速、オフィスの大きさや種類などに関係なく思いつくままに上げてみましょう。
「何を?」
あっ、すみません。
あなたがオフィスを利用する時に受けるベネフィットをです。
例えば「面積の広いオフィスを借りたいのは何のため?」みたいなことを考えてみてください。
単純に考えて頂いて構いません。
というか物凄く単純な話で拍子抜けされるかもしれませんが(笑)。
いかがでしたか?
「たくさん出てきた!」
「あんまり思いつかない。」
「意味がわからない。」
わかりました。
では、私の結果です。
- 仕事や作業をする場が持てる
- 従業員が仕事をする場所ができる
- 人と打ちわせをする場ができる
- 在庫を保管する場所ができる
- 自分の居場所ができる
- 家族や子供から離れて静かに仕事に打ち込める場所が持てる
- 名刺やパンフレットまたはホームページに住所が載せられる
- 会社設立時の登記住所が持てる
- 名刺などに電話番号やFAX番号を載せられる
- 人気の場所に事務所を構えれば、イメージアップになる
- 名刺に「銀座」と入れられる
- 人通りの多いところに事務所を構えて看板を掲げれば、宣伝になる
- しっかりした接客コーナーのある物件を借りれば、商談で有利になる
など、まだまだあると思いますが、
いかがでしたか?
単純でしょ?
もちろん人によって、そして状況によって色々なケースがあると思います。
外からもらう情報や分類方法は一旦脇に置いて、
「ベネフィット」という視点で考え直してみると、、
なんか自然と自分なりのオリジナルな分類が湧いてきませんか?
自分基準で物件を判断するきっかけが得られるかもしれませんよ。
では多分、また来週火曜日に!
カテゴリー:コラム「業績を上げるスペースの使い方!」
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2012年5月14日
オフィスを借りる目的を知る
先週の月曜日(5/7)に、「事業用物件と一般の居住用物件」というタイトルで記事を書きました。
実はその記事は、これから毎週月曜日に連載していく、
「後悔しないオフィス物件の探し方」についての第1回目のコラムでした。
今回が第2回目となります。
今回は「オフィスを借りる目的」について話します。
「またか!前回と話の内容が似てるじゃないか?」
確かに。
似ていますが、今回は前回よりも具体的な話です。
でも、それだけ大切だということなんですよ。
さて、不動産屋をしていると、多くの方から物件探しのご相談を受けるのですが、
時々、残念なケースに接したり、またそのようなお話を耳にします。
例えば一つとして、、
「とりあえず物件を見てから色々考えたい。」とか、
「物件を見ながら頭の中を整理しようと思います。」などと言われ、
物件をご紹介し、そして実際にお連れして物件を見に行ったとします。
でも、そのようなケースに限って、
実の多くの物件をご紹介し、そして実際に多くの物件も内覧されますが、
そのためか、お客様自身、中々決められなくなってしまい、
最終的には、大変迷われたあげくに、オフィス探しを断念されるケースです。
でもこれって、お客様にとって、とても大きなロスをされていますよね。
まずは何と言っても、時間的なロス。
一般の企業の方であれば、本業があるはずですし、
ましてや一人で何役もこなされる中小企業の社長さんや社員の方々にとっては、
貴重な時間を無駄に使ってしまった損失は小さくはないはず。
なぜなら物件探しは想像以上に時間とエネルギーを必要とするからです。
さらに事業を立ち上げたばかりのベンチャー企業や、
これから事業を立ち上げる起業家の方々にとっても同じですよね。
一方、もう一つのケースとして、
最初のケース同様に、
色んなタイプのオフィスを見て、そして多くのエリアを見て、
そして迷って中々決められなくなるまでは同じなのですが、
これだけ多くの物件を紹介してもらった不動産屋に対して、
なんか悪い気がしてきてしまい、
完全に納得してはいないが、物件を借りてしまうケースです。
当社でお手伝いさせて頂いているお客様では、このようなケースはないものと信じておりますが、
このような話は時々聞きます。
そしてこのようなケースでは、
最終的には何らかの理由によって、
数年後にはせっかく探したオフィスを出ていく可能性が高まるはずです。
本当に事務所が必要なのか?
このようなケースを少なくするためにも、
ぜひ物件探しを始める前に、
「本当に事務所が必要なのか?」を
少しだけ時間を作って考えて頂きたいと思っています。
自社(自分)にとってオフィスという空間は本当に必要なのか?
その時はぜひ、まず最初に前回お話した観点、
つまり「事業運営のために物件を利用している」という認識、
すなわち「物件利用」=「事業運営のための投資」という視点を思い出して頂きたいのです。
あくまでも主役は商売(事業)であって、
物件は主役を引き立たせるための脇役、
つまり道具に過ぎません。
このことをくれぐれも忘れないで頂きたいのです。
さて、オフィスを持つ必要性を検討するにあたっては、
以下の2つの視点をチェックしてみてください。
きっと役立ち、後々事務所探しについて後悔しなくなると思いますよ。
《視点1》何のために事務所を借りるのか?
まずは「何のために借りるのか」を明確にしてください。
先の通り、「商売のため」というのはもちろんですが、
具体的にもっと掘り下げて、
商売の「何のために」オフィスを借りる必要があるのかを考えてください。
例えば、業用拡大に伴う移転を検討している会社があるとします。
その会社は、製品の出荷量増大に伴い、在庫をストックするスペースが足りなくなってきました。
同時に、オペーレーションを行う従業員を増員する必要も出てきました。
以上より、今よりスペースの大きな倉庫付きの事務所への移転を検討しているとします。
この会社では、オフィスを拡大移転する必要性は明確ですよね。
本業の拡大に伴って、商売のネタである在庫を保管するスペースが不足してきたこと。
また、実際に業務に当たる社員の業務スペースも不足していること。
これらが拡大移転の明確な理由になっています。
このようなケースでは、正直あまり心配する必要はありません。
なぜなら移転の理由が、商売とリンクしているからです。
逆に、移転や物件を借りる理由が商売とリンクしていないケースは、
正直危険が潜んでいる可能性があります。
例えば、
「ライバル会社に負けないよう、立派な最新のオフィスに事務所を構えたい」や、
「業界のイメージでおしゃれな一等地にオフィスを構えたい」などですね。
確かに、ある程度業績の有る企業にとっては、
ブランドイメージのある、立地の良い場所にオフィスや店舗を構えることは、
売上だでは計れないブランドイメージ向上という、
ある種の広告宣伝費的な要素があるものと思います。
しかし、このような確実な戦略を持たれていれば心配する必要はないのかもしれませんが、
ただ単にイメージが良いからなどという理由で、
事業や業績と連動させないで、
思いだけで先走ってオフィスを借りてしまうというのは大きな問題ではないでしょうか。
《視点2》今、事務所が必要か?
2つ目は、仮に自社(自分)にとってオフィスが必要となる理由がはっきりあったとしても、
それが「今」必要なのかということです。
例えば、わかりやすい例え話をしますので自分に当てはめて考えてみて下さい。
一人のとても優秀なエンジニアがいたとします。
その人は、人には真似のできな技術を幾つも持っていて、
その中の幾つかの温めていた技術を使って、
今度、会社を辞めて起業することを決心しました。
その技術の斬新さと確かさを知る業界の玄人達は、
この技術を使えば、ヒット間違いなしの製品ができると大小判を押しています。
ただ、事業を形にするためには、最低でも一年はかかるようで、
かつ会社勤めをしながらできるような中途半端な仕事ではないので、
彼は大変迷った上で、まずは会社を辞めて、事業の立ち上げ準備に専念することを決心しました。
そして会社を辞めて、いよいよ自ら会社を立ち上げることになりました。
さて、この人の新しい会社のオフィスはどこにあるでしょうか?
- 都心の大規模オフィスビル
- 都心の小さな中古オフィスビル
- 都心のレンタルオフィス
- 住宅街にある自宅
他にも色々なパターンがあるでしょうが、
とりあえずはこの四つで考えてみましょう。
1.「都心の大規模オフィスビル」の場合
いくら一年後に成功間違いなしの事業であっても、今本当に必要なのでしょうか?
今現在、社員を雇っているのいるのですか?
来客もたくさんいるのですか?
取引先も同じく都心に拠点を構えているのですか?
必要性には多々疑問がありますね~。
確かに将来的にはこのような物件に相応しい業務内容になる可能性が高いにしても、
また、いくら資金が住宅にあるとしても、
「今」この物件を借りる必要性があるかは大いに疑問が残ります。
2.「都心の小さな中古オフィスビル」の場合
1に比べて現実的な選択ですね。
事業の立ち上げ準備段階では社員の数も少ないでしょうし、
在庫スペースもほとんど必要ないでしょう。
そのため都心で事務所スペースを借りる必要性としては、
取引先との利便性や打合せスペースの確保などの観点から判断していけばいいですよね。
3.「都心のレンタルオフィス」の場合
起業家や個人事業者の方々に人気のレンタルオフィスですね。
こちらは何と言っても「好きな時に好きなだけ」借りることができることが最大の魅力で、
スタートアップ時の金銭的リスクを大きくヘッジしてくれますよね。
ただ一つ懸念があるとすれば、
あくまでも自分のデスク以外のスペースは入居者全員で使う共有スペースになっているので、
機材等を置くスペースがほんとんどないということです。
また、来客や取引先等との打合せが頻繁になると、
打合せスペースや会議室は共有なので、借りたい時に借りれなくリスクが出てきます。
借りるスペースで「何をやるか」ということが判断のポイントになりますね。
4.「住宅街にある自宅」の場合
何と言っても魅力はお金がかからないこと。
そして通勤時間ゼロ。
恐らく問題となるのは来客時の対応とか対外的な体裁になるでしょう。
また家族がいることで仕事に集中できるかどうかなど。
そこら辺が検討するポイントになるでしょう。
さあ~、あなたならどう考えますか?
1つのケースでも、少なくとも4通りのオフィスの利用パターンが考えられます。
答えは決して一つではなく、企業(人)によってバラバラのはずです。
大切なことは、「その時々」の事業の状況に最適な物件を借りていくことなのではないでしょうか。
人はつい、「他人」のことや「将来」のことに気を奪われ、
「今」の「自分」のことをおざなりにしてしまいがちです。
ぜひ、自社(自分)のことをもっと考えてあげてください。
そして、「今」の自社(自分)のことを冷静に見つめてみてください。
今の自社(自分)のことを自社(自分)以上に考えてあげられる人は誰もいないのですから。
自社(自分)にとっての事務所を借りるメリットとは?
今回の話しの最後に、
自社(自分)にとっての「オフィスを借りるメリット」について考えて頂きたいと思います。
前回も話したように、
事業用物件はあくまでも「事業」、
すなわち「商売」をやって「儲けるための道具」として、
物件を借りているはずだからです。
先程まで話していた、
- 「なぜ、その事務所を借りる必要があるのか?」
- 「今、その事務所を借りる必要があるのか?」
に応えられたとしても、
結果として商売がうまくいかなければ、
目的を達したことになりません。
居住用物件とは違い事業用物件の宿命ですね。
オフィスも例外ではありません。
ただ、その時の判断基準としては、
何も「売上」や「利益」、「経費」などの、
数字で測れる効率面だけに焦点を当てる必要はありません。
なぜなら、オフィスという3次元の空間は、
売上を上げる活動以外にも、色々な役割を果たすことができるものだからです。
例えば、先に話したブランド企業であれば、
銀座の一等地にオフィスを構えることは何よりも「ブランド」価値の向上に繋がり、
賃料を広告宣伝費とみなすこともできますよね。
また、起業家や個人事業者の方々の中には、
レンタルオフィスやバーチャルオフィスを借りるに当たって、
名刺にどういう「地名」が書けるかという観点で選ばれているケースも多々あると思います。
そうなるとオフィスの家賃は、
賃料というより、実態は完全に「広告宣伝費」ですよね(笑)。
さらに、クリエイティブな企業では、
社員の発想を豊かにするために、
一人辺りの空間面積が広くなるよう大きな事務所や、
環境の良い郊外に移転したりするケースもありますよね。
要は、自社にとって「そのオフィスを借りるメリット」は何なのか?
ということをつきつめて考えることが、
「失敗しない」、そして何よりも「後悔しない」オフィス探しをするために大切な事なのだ思います。
主役は「オフィス」ではなく、御社の「事業・商売」!
賃貸オフィスは、そうは言っても不動産なので、
その規模や金額は、普通の商品やサービスの購入とは違い、スケースが大きいのは事実です。
そのため、物件について考えるだけで、
また物件を見ただけで、
何となく感覚が麻痺してしまい、
普段、一般の製品や商品、サービスを購入したり利用する時に検討することができていることが、
不動産取引となるとなされなくなってしまうことが発生してしまいます。
そうならないように、
ぜひ今まで話してきたポイントについて、
物件探しを始める前に少しだけ時間を作って考えて頂ければ、
「後悔しない物件探し」がきっとできるものと思います。
くれぐれも「オフィス探し」のための「オフィス探し」をしないようにして頂ければと、
念を押して置きますね!
主役は「オフィス」ではなく、あくまでも「御社の事業・商売」なのですから。
ぜひ、オフィスという道具(ツール)を使って、御社の事業という花を満開に咲かせてください!
次回以降は、いよいよオフィスや不動産の専門の話をしていきます。
カテゴリー:コラム「後悔しないオフィス探し!」
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2012年5月9日
仲介って?取引において重要な業者の取引形態とは?
今日から毎週水曜日(今のところ)は、
不動産関連の専門用語やトピックについて解説するミニコーナーを書いていこうと思います。
一般の方々にとって、
不動産の関連の話は、滅多に触れる事がないだけでなく、専門的で分かりにくいと思われていますよね。
でも、居住用ならまだしも、物件を使って商売をしていくからには、知らないと損をすることも出かねません。
なので、毎週一回だけでもお付き合い頂き、少しづつ慣れていって頂ければ、
いざ物件を探したり、物件を使って商売をする時に、抵抗感なく入っていけるのではないでしょうか。
ひょっとしたら、取引の裏に潜む真意に気付くことができるかもしれません。
さて、初回の今回は、
物件探しに当たって必ず接する不動産屋のサービスの代名詞でもある「仲介」とは何なのか?
つまり、不動産屋の取引形態についてお話ししていきます。
なんかとっつきにくそうなお題目ですが、そんなに難しくありませんのでご安心を。
そして、取引の当事者にとっては、実はとても大切なお話です。
でも、知らい人が結構多いのも事実なんですよ。
「仲介」とは、不動産取引が行われる時の不動産屋の立場、
すなわち不動産業者(法律用語では宅地建物取引業者)の取引態様(立場)の一つであります。
「取引態様」とはこれもまたややこしい言い回しですが、
法律用語で、業者がどういう立場でその取引に立ち会っているかという意味を表す言葉です。
中々とっつきにくい言い回しですが、
具体的には、先程からも出ている「仲介」があります。
その他に、「売主」「貸主」「代理」という取引態様があります。
ちなみに「仲介」は、業界では「媒介」とも呼ばれていて同じ意味です。
一つづつ簡単にご説明すると、
「売主」は読んで字の如く、業者自身が物件の売主であるという立場ですね。
「貸主」も同じく読んで字の如し、業者自身が賃貸物件の貸主、つまり大家さんであるということです。
そして、この二つは業者にとっては、
すわち自己取引、つまり自分自身が取引や契約の当事者であるということになります。
次に「代理」ですが、これは業者が物件の売主や貸主の代理人になって、取引成立に向けて契約交渉にあたる立場を表しています。
最後に、最初に出てきた「仲介」、すなわち「媒介」ですが、
これはみなさんもよくご存じの通り、物件の売買取引や賃貸借取引において、
不動産業者が売主と貸主、または貸主と借主の間に入って、取引成立に向けて尽力(活動)する立場であるということです。
簡単にいうと、契約当事者の間に入って、
当事者のために一生懸命、取引を取り持つ立場といことですね。
以上、不動産取引においては、
大きく三つの立場のどれかに扮する不動産業者と関わる可能性があるということになります。
さて、ここからが本番です。
とても大切なところです。
法律等では、業者に対して、物件の広告や取引の受注において、
取引態様を明示するよう義務付けています。
その理由は、取引態様の違いによって、不動産業者の立場が大きく変わってくるからなんです。
すなわち、取引の当事者である消費者にとって、
または、業者が自己取引の場合は、業者との取引の直接の相手方にもなる消費者にとって、
不動産取引の専門家である業者の立場(取引態様)が、その取引の内容にとても大きな影響を与える可能性が高いからです。
賃貸取引ではあまり大きな問題は発生しないかもしれませんが、
特に売買取引では、金額が大きいだけに、
法律では、業者が自ら「売主」となるケースにおいて、
消費者保護の観点から、消費者が不当に不利益を被らないように、業者に対して各種の規制を設けています。
一般の消費者同士の取引を仲立ちする「仲介」と違って、
業者が売主となる「自己取引」においては、
当然、業者の方が専門知識に明るく、物件についても詳しく知りうる立場であるますよね。
そのため、法律的では、
「業者を怖いオオカミ、消費者をか弱いヒツジ」のように扱い、
業者の自己取引を強く監督するとともに、一般消費者を守っています。
ちなみに、法律では、業者に対して、自ら「取引態様」を明示する義務を課しています。
物件広告では、広告を掲載している業者の取引態様が、媒介(仲介)なのか、または代理なのか、もしくは自らが売主または貸主なのかを明示しなくてはなりません。
また、不動産屋の店頭にペタペタ貼られている物件の紹介図面はご存知ですよね。
そこにも、大抵は右下辺りに、「取引態様」または「態様」という欄があって、
「媒介(仲介)」または「代理」、はたまた「売主」「貸主」などと書いてあるはずです。
インターネット上の物件広告でも、物件詳細ページには記載されているはずです。
取引態様は取引の当事者にとって、とても大切な情報です。
これを確認すれば、少なくとも関わる業者の立ち位置や立場がわかります。
物件情報と接する際には、まず最初に確認されることをお勧めします。
カテゴリー:不動産関連用語・トピック
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2012年5月8日
スペースの有効な使い方
今日から毎週火曜日(今の所の予定)、
不動産屋らしからぬお話しをして参りたいと思います。
それは「スペースの有効利用」についてのお話しです。
一般的には、
不動産屋は希望する物件を探して、
もしくは貸して終わりですよね。
だから、
借主さんが借りた後、
その後、物件をどのように使うかは、
はっきり言ってあまり興味がありません。
もちろん、
賃貸なら入居審査における用途確認や
物件内設備の利用方法の説明などは行いますが、
借りてからの「物件の有効な使い方」にまでアドバイスするような業者は皆無でしょう。
というか、
賃貸ならば、
借りてからは、
ルールさえ守れば、
どのように使おうが、それは借主さんの自由ですし、
ま~、はっきり言って余計なお世話ですよね。
逆に不動産屋からしても、
そんな事に口を出したところで、
一円にもなりませんので、
正直、そんな暇な業者には、今までお目にかかったことはありません。
さて、私のメイン業務でありますが、
賃貸オフィスや貸店舗の仲介という、
「事業用」という取り扱い物件の特殊性はありますが、
先程出てきた一般の不動産屋と大まかな業務の流れは同じです。
そのため、ご多分に漏れず、
私もこのような事に立ち入る必然性はないのかもしれません
しかし、私の過去の育ち(仕事上の)から、
どうしても首を突っ込みたいらしく、
いつも色んな方々を前にして、
この手の話を偉そうにさせて頂いています。
ちなみに、私は今まで、
多くの事業用施設の開発や運営プロジェクトに、
事業者としての立場で携わって参りました。
自分でも呆れるくらいバラエティに富んだ仕事をしてきました。
中でも、
物件を利用する立場として、
つまり物件を利用しながら商売を営む事業者の立場として、
いかにその空間(スペース)を有効に使い切り、
そして事業を成功させるかということに
心血を注いで参りました。
そのような立場にいた者からすると
いくら不動産の仲介業者という立場に過ぎないとしても、
物件を借りて、
そして、そこを利用して事業を行う方々に対し、
ただ単に物件を探して、
貸して終わり、
というだけではなんとも寂しい!
どうしても「スペースの有効な使い方」をお伝えしたい!
という思いが強まってきました。
私自身、
事業不動産を通じて、
実に多くの経験をして参りましたが、
自慢じゃないですが、
失敗も誰よりもたくさん経験して参りました(涙)。
決して楽しい話だけではありません。
でも、これら失敗から学んだ事は、
今でも本当に大きな財産として、
私の血肉となっていることは間違いありません。
では、これから定期的に、
おせっかいで物好きな不動産屋によるコラムを発信して参ります。
ぜひ、気楽に読んで頂ければ幸です。
きっとどこかに、
他では中々聞くことができない、
「スペースを事業に活かしきるヒント」
が潜んでいるはずです。
カテゴリー:コラム「業績を上げるスペースの使い方!」
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2012年5月7日
居住用物件と事業用物件の違いとは?
私こと梶谷は、
会社員時代から現在に至るまで、
事業用物件に一貫して携わってきました。
事業用といっても、物件の種類や関わる立場によって様々ですが、
振り返ってみると、実にバラエティに富んだ仕事をしてきたな~と思います。
- 百貨店の開業プロジェクト
- ショッピングセンターの開発・運営
- 分譲マンションの開発
- 企業の社宅・寮の運営管理
- レンタルオフィスの企画・運営プロデユース
そして、
- 賃貸オフィス・貸店舗の仲介・管理
う~ん、好きですね~(笑)。
さて、
物件を用途で分けると、
大きく2種類あるのは御存知ですよね?
そうです。
一つは居住用。
もう一つは事業用です。
そこで質問です。
物件を利用する立場から考えて、
この2つの違いは何でしょうか?
・・・
色んな答えがある?
・・・
確かに。
・・・
では、根本的な違いは何でしょうか?
・・・
ちょっとわかりにくい質問だったかもしれませんね。
・・・
ヒントは、
不動産利用という点から考えて本質的なこと。
わかっているようで、わかっていない。
考えているようで、考えられていない。
大切なのに忘れられている。
何でしょうか?
・・・
答えは、
「消費か投資の違い」
となります。
わかりましたか?
分かる方はすぐに分かりますよね。
でも、分からない人には中々わからない。
かくゆう私も、結構分かっていない時期がありました。
恐らく、
不動産の特性がわからなくしているのかもしれません。
不動産の特性?
それは、一般の商品やサービスに比べて、
規模や金額があまりにも大きいということ。
感覚が麻痺してしまうんですよね。
それによって、
頭の中が不動産のことで一杯になってしまう。
つまり、何かの手段であったはずの不動産が、
結果的に最大の目的になってしまう。
すなわち、
何かをするために不動産を利用しようとしていたのに、
不動産を利用すること自体が目的となってしまい、
本来の目的が置いてけぼりになってしまう、
ということです。
さて、居住用と事業用についてもう一度考えてみます。
居住用不動産を利用するということは、
賃貸物件でも売買物件でも、
転売を目的にでもしていない限り、
「住む」という行為自体には経済的付加価値は発生しません。
逆に経済的付加価値を享受する立場、
つまりお金を支払う、
「消費」する立場となります。
ある意味、
物件を利用すること自体が一つの目的となりえます。
一方、事業用不動産では、
例えば、オフィス・店舗は、
商売や事業をするために、必要だから利用しているはずです。
そして、
商売や事業はそもそも何のためにやっているかというと、
顧客に付加価値を提供して、
その対価としてお金を稼ぐためにやっているはずです。
すなわち、事業用物件の場合、
物件を利用すること自体が目的なのではなく、
物件を利用しながら事業を営むことが目的で、
事業運営のために物件を利用している、
つまり、物件利用=事業運営のための「投資」ということになります。
裏を返せば、
事業遂行に当たって、
事業の目的とずれている物件を利用するということは、
そもそも事業用不動産として意味をなさないとさえ言えるのです。
だいぶ熱く語ってしまいましたが、
何でこんな話をするのかというと、
私の経験上、
事業用不動産を利用するテナントの撤退の本質的原因の多くが、
そもそも物件を利用する目的が明確にされていないことに起因していると考えているからです。
事業用物件を利用する前に、
ぜひ、このことを一度考えて頂きたいと思います。
なぜなら、事業が成功してほしいから・・・。
カテゴリー:コラム「後悔しないオフィス探し!」
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2012年4月13日
職住の環境が充実してきた武蔵小山周辺
今日は仕事で、
東急目黒線沿線の武蔵小山、不動前に行きました。
実は代表の梶谷は、
会社員時代の一年間、
武蔵小山に住んでいました。
当時の勤め先が品川でしたので、
アクセスがとても便利でした。
そして、何と言っても、
「パルム」という大きなアーケド商店街があり、
買い物や飲食には事欠きません。
家族連れだけでなく、
一人暮らしの人にとっても、
とても便利な街です。
確か、パルム商店街は、
規模で全国一の商店街と言われていたと思います。

では、長さで日本一の商店街はどこでしょう?
答えは戸越銀座だそうです。
ではでは、日本で一番古い商店街どこでしょう?
日本橋人形町の商店街らしいです。
私の故郷です。
「エヘンッ!」(少し誇らしげ)
ちなみに、
これらの情報は、あくまでも私の記憶ですので、
違っていたらご容赦くださいね。
ちなみに、
武蔵小山駅は、数年前に駅の地下化が完成し、
ついこの前までは、地上は工事中でしたが、
本日久しぶりに訪れたら、
駅前のロータリーも奇麗に整備されていて、
駅の真上には、
ちょうど良い規模の駅ビルができていて、
小奇麗でセンスの良いテナントが軒を並べる商業施設になっていました。

東急は、本当に街づくりが上手ですね。
目黒や五反田、品川、
そして恵比須や渋谷など、
JR山手線の主要駅にも近く、
車でも、
目黒通りや山手通りにも出やすい好立地。
それでいて、下町情緒あふれる武蔵小山、不動前エリア。
住宅だけでなく、事業用立地としても、益々人気が増していきそうですね。
それにしても桜が奇麗でした。

今日は、
仕事とは言いながら、
少し懐かしい思いに浸った、
心温まる一日となりました。
カテゴリー:日記
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2012年4月12日
東京の中で勢いのある街
チャレンジ・スペース代表の梶谷の故郷は「東京下町」です。
今日は実家のある街の近所の街である「門前仲町」に来ました。
隅田川を挟んで、小さい頃から良く来ました。
多くの友達が住んでいたからです。
ファミコン(ファミリーコンピューター)の出始めの頃、
中々買ってもらえなかった我が家でしたが、
友達の家にあると聞きつけ、
仲間とみんなで、チャリンコ(自転車)に乗って、
「隅田川」を渡り、
時には「荒川」近くまで、
一直線に自転車をこいだものです(笑)。

写真は運河の多い「門仲」の桜です。
門仲(門円仲町)は、勢いを感じる街です。
夜の街も、
元気の良いサラリーマンで賑わっていましたから、
間違いありません!
マンションなど住宅も多く、
スカイツリーに代表される、
東東京「下町」を代表する街ですね。
美味しいお店もたくさんありますし。
おすすめは・・・。
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2012年4月11日
新たな媒体を作ります
本日も、既存のお客様や、新規のお客様から、
オフィス探しについて、様々なご質問やご相談を頂きました。
専門家でもある業者の我々にとっては当たり前の内容でも、
お客様にとっては初めてでわからない事って結構多いようですね。
さらに、同じ内容の質問や相談を複数のお客様に尋ねられることも結構あるんですよね。
そこで決めました!

これらの質問や相談のエキスを共有できるような媒体を作っていくことを。
もちろん、個別の特定できる情報には触れませんが、
多くの方に共通するであろう内容について発信していこうと思っています。
このブログの内容を拡充するか、
はたまたメルマガなどで発信していくか、
只今検討中です。
賃事務所や貸店舗など、賃貸不動産を切り口に、
中小・零細・ベンチャー企業の方々に役立つ、
かつ楽しい媒体にしていけたらと計画しています。
乞うご期待を!
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2012年4月10日
飛躍の場所
久しぶりの投稿です。
今日は、というか初めて?本業の話題です。
今日の夕方は、
都内で、
会社設立に合わせて事務所を探されている
起業家の方のオフィス内覧でした。

チャレンジ・スペースがご紹介するオフィスが、
お客様にとっての飛躍の場所になってほしい!
心からそう思いながらご案内してきました。
そう思うと、改めて重要な仕事をしているのだなと再認識しました。
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2012年2月1日
ユニークな「地域ビジネス交流会」開催継続中! @横浜都筑
今日は当社オフィスのある「横浜都筑ビジネス&コミュニティ」で、
恒例のビジネス交流会「ランチミーティング」を開催しました。
からこれ約2年強、開催を続けていて、
今日で43回目。
なんともうすぐ50回目!
自分達でもビックリです。

さて、
「ランチミーティング」についての紹介ですが、
当社近隣の横浜や川崎をはじめ、その他周辺の地域で、
事業活動や地域活動をされている方なら、
どなたでも大歓迎の
とてもアットホームな、
それでいて熱気あふれる、
「ノンアルコール」の交流会です。
- 毎月第一、第三水曜恒例!
- 弁当持参!
- 料金無料!
- お仕事最優先!途中入退出自由!
まず会場へ着いたら、
持参のお弁当を食べ始め、
参加者の方々と楽しくランチをして頂きます。
そして、みなさんが食べ終えられた頃を見計らって、
一人3分の「自己紹介&近況報告タイム」が始まります。
その後は、時間の許す限り、
名刺交換や交流を楽しんで頂きます。
以上、簡単にご説明いたしましたが、
とにかくユニークで自然体の交流会なのです。
みなさん、
ビジネスの話やら、
習い事の話やら、
地域での各種活動の話やら、
目をキラキラさせて、
本当に楽しそうに、
そしてアグレッシブに交流されています。
中には、こんな感じで、
差しでビジネス談義に盛り上がっている方々も。
「熱いです!」

私もいつもながら、
本当に大きなエネルギーを
参加者のみなさんから頂いています。
みなさん、改めて感謝申し上げます!
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