カフェで勉強に勤しむ若い子達を見ていて思うこと

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私は仕事柄、外を出歩くことが多く、出先のカフェや喫茶店でメールなどちょっとした仕事をすることが多いのですが、

最近のカフェや喫茶店は学生の勉強のための図書館と化しているようです。

我々社会人も仕事をしているのであまり偉そうなことは言えませんが、我々が学生の頃には考えられなかった光景が広がっています。

正直、色んな意味で違和感を感じることもありますが、意地悪な意味ではなくて幾つかの疑問も生じてきます。

まずは、毎日勉強のために通うカフェのお金はどこから出されているのでしょうか?

これだけ真剣に勉強に熱中いしている様子をみると、バイトはしていなさそうだし、きっと親御さんからお小遣いをもらっているのでしょう。

それにしても、最近のカフェは、特にゆったり勉強のできるカフェはコーヒー一杯も500円位するので、そして長時間いる子達を見ると、飲み物のお代わりやおやつ、時には食事も注文しているので、下手をすると毎日千円以上カフェで使っているのかもしれません。

親御さんは大変ですね。

さて、二つ目の疑問は、こんなに若い時からカフェインを毎日浴びるように飲んでいて大丈夫なのでしょうか?

カフェインは交感神経を優位にするので、確かに勉強するには眠気覚ましに良いのかもしれませんが、育ち盛りの若い子達が交感神経を優位にする働きのあるカフェインを飲み続けてよいのかしら?と正直心配になります。

また、はたから見ていると、最近の若い子達は本当に忙しそうです。

受験勉強や習い事など、そして大きなリュックに山程勉強道具を詰め込んで、頭だけでなく、肩や腰など体への負担も心配です。

もう一つは、彼らを見ていて思うのは、若いうちから物凄い競争社会に放り込まれている、という心配です。

勉強している姿をみて、彼らの置かれている学校や塾、予備校における受験戦争の激しさを強く感じます。

私も受験はしましたが、いまから30年ほど前は、若年人口が今よりも多かったにも関わらず、今ほどの受験戦争ではなかったように記憶しています。

受験する人、受験しない人、大学に行く人、行かない人、みんなそれぞれの考え方や進路や生き方があって、もっと多様で大らかだったように思います。

色んな進路や考え方があったからこそ、だから今より若年人口が多かったにも関わらず競争が緩やかだったのかもしれません。

今は、ネット社会で考え方やニュースがすぐに広がるため、人々の考え方が一つの方向に向かいやすく、だからこそ競争も激しくなりがちなのでしょう。

カフェにいて思うのは、そこで取り組む勉強における競争だけでなく、まずはカフェに入ったらいかに席を確保するかという競争もあるようです。

という私もおじさんのくせにその競争の中にいるのですが(汗)

私も学生時代から会社員時代までは、同じ目標を追い求める競争社会の中にいたのかもしれませんが、

幸か不幸か、私は競争社会のエリートにはなれないことに早々に気付き、そんな競争社会をリタイアしました、笑

独立してからは、今思うと

いかに人と違うことができるか?

自分には人と違うどのような特技があるか?

常にそれを考え、追い求めてきたように思います。

正直、自分のことは中々分かりませんが、今の若い子達を見ていて思うのは、ぜひまだまだ時間が沢山ある今の内から、自分が人と違うところ、人とは違う個性を見つけて欲しいな、と思います。

そうすれば、人と張り合う必要もなく、辛い競争をする必要もないように思います。

もちろん、自分の長所や得意なことであれば競争も辛くなく、楽しいでしょうが。

昔、NHKの深夜にアメリカの人気ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」という番組がやっていましたが、そこに出ているアメリカの学生達は、みんなカフェでよく勉強していたと思います。

でも、日本のカフェで繰り広げられている光景はなんかそれとは少し臭いが違うような気がするんですね。

以上、独り言でした。

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